みらいコンパスの使い方ガイド|ライフプランシミュレーションの始め方
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みらいコンパスは、いまの収入・支出・資産から、100歳までの家計を1年刻みで試算するライフプランシミュレーターです。このページでは、何を計算しているツールなのかと、入力の手順をまとめています。
- 何を計算しているか インフレ・税・社会保険・年金の調整・医療費を前提に織り込んでいます
- 入力の手順 7ステップです。STEP 3まで入れれば資産推移が出ます
- つまずきやすいところ 入れ忘れると結果が実際より良く出る項目があります
みらいコンパスが計算していること
収入と支出の差額を積み上げるだけなら電卓でも足りますが、30年先・60年先の家計では前提の置き方で結果が大きく変わります。みらいコンパスが各年に反映しているものを挙げます。
インフレを織り込む
生活費・教育費・住居の維持費を、物価上昇率ぶん将来に向けて伸ばします。既定値は年2%で、設定画面から変更できます。
結果は実質値(今日の価値)で表示できるので、「30年後の3,000万円」が今のいくらに相当するかを確認できます。
税と社会保険を引く
収入の入力は2つのモードがあります。
- 手取り入力(既定) 手取り額をそのまま入れます
- 額面から自動計算 額面(総支給)を入れると、所得税・住民税・社会保険料を差し引いて手取りを算出します
手取りがわからない場合は額面モードを選ぶと、控除後の金額で計算されます。
年金は物価どおりには伸ばさない
公的年金は毎年度、物価や賃金に応じて改定されますが、その伸びはマクロ経済スライドによって抑制されます。名目額は物価にある程度追随しますが、実質価値は調整期間のあいだ目減りしていきます。
みらいコンパスの既定では、スライド調整率を年0.9%として2040年度まで控除し、名目額が前年を下回らないようにしています(名目下限措置)。年金を名目で固定したり、物価と同じだけ伸ばしたりする設定にも変更できます。
65歳以降の医療費を上乗せする
65歳以降は、年齢に応じた医療費の自己負担を生活費に加算します。自己負担の割合は1割・2割・3割から選べ、85歳以降はさらに増える扱いです。
住宅ローンを制度どおりに計算する
固定・変動の金利、繰り上げ返済(期間短縮型・返済額軽減型)、借り換え、住宅ローン控除を、それぞれ年単位で反映します。住宅ローン控除は入居年と住宅区分から借入限度額と控除期間を判定します。
STEP 1:プロフィール設定
生年・家族構成・想定寿命を入れます。配偶者がいる場合は配偶者のリタイア年齢も設定してください。未入力の場合は、配偶者が65歳になるまで働く前提で計算されます(本人の退職年齢とは独立しています)。配偶者の生年が未入力なら、本人と同い年として扱います。
STEP 2:家計・資産計画
収入・支出・現在の資産を入れます。資産は口座種別(NISA・課税口座など)ごとに分けて登録すると、取り崩しのときの税金まで計算されます。
NISAの生涯投資枠は取得価額で管理されるため、運用で増えた分は枠を消費しません。
STEP 3:ライフイベント計画
住居・教育・車・介護などのイベントを置きます。ここまで入れると資産推移が出ます。
住居は持ち家と賃貸を選べます。持ち家を選ぶ場合は、ローン返済とは別に管理費・修繕積立金・固定資産税を繰り返し支出として登録してください。ここを入れ忘れると持ち家が実際より良く出ます。賃貸の場合は賃料上昇率を入れます。
STEP 4:ライフタイムラインで資産推移を見る
何歳で資産がいくらになるかを年単位で確認します。谷が来る年齢と、その原因になっているイベントを突き合わせます。
STEP 5:リタイア後資金プランの試算
退職後の取り崩しを計算します。資産が何歳まで持つか、何歳で退職すれば想定寿命まで持つかを確認できます。
セミリタイア(退職後も一定の労働収入を続ける)も設定できます。収入の終了年齢と、支出が下がる年齢をそれぞれ指定します。終了年齢が未入力の場合は、年金の受給開始年齢(既定65歳)で収入が止まる前提で計算されます。配偶者も同じ扱いで、いずれも想定寿命を超えません。
STEP 6:ストレステストで耐久性を確認する
基準の試算が通っても、前提が崩れたときに耐えられるかは別の話です。ストレステストでは次を乗せられます。
- 暴落 退職1年目に資産が一括で減り、その後の数年は運用利回りが半分になります
- 円高 外貨建て資産が比率ぶん目減りします
- 制度変更 金融所得課税の強化、公的年金等控除の縮小
退職直後の暴落は、取り崩しを始めた直後に資産が減るため影響が大きく出ます。
STEP 7:ライフシナリオで比べる
働き方・住まい方の異なる案を並べて比較します。1つの案の良し悪しを見るより、選択肢の差を見るほうが判断しやすくなります。
つまずきやすいところ
- 持ち家の維持費を入れ忘れる 管理費・修繕積立金・固定資産税は、ローン返済とは別に登録が必要です
- 配偶者のリタイア年齢が未設定 働き続ける前提になります
- 年金の改定モードを変えて二重に厳しくする 既定のマクロスライド調整に加えて削減率を乗せると、調整が二重になります
- 実質値と名目値を混ぜて読む 表示の切り替えを確認してください
日々の家計簿も自動化したい場合
みらいコンパスは将来の試算に使うツールです。日々の支出の記録は家計コンパスという別のアプリが担当していて、マネーフォワード MEのCSVを取り込んで支出を分類し、その結果を月間生活費としてみらいコンパスに渡せます。
手順は支出管理アプリ・みらいコンパスの使い方ガイドにまとめています。
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制度は毎年変わります。最終的な金額は国税庁や日本年金機構の情報と、源泉徴収票などの実額で確認してください。
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