住宅ローンの基本と選び方|金利タイプ・元利均等・団信をわかりやすく解説

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住宅ローンの基本と選び方|金利タイプ・元利均等・団信をわかりやすく解説

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この記事でわかること
  • 変動金利・固定金利・固定期間選択型の仕組みと向いている人
  • 元利均等返済と元金均等返済の違いと選び方
  • 「借入可能額」と「無理のない返済額」がなぜ違うのか
  • 団体信用生命保険(団信)の役割と既存の生命保険との関係
  • 教育費・老後資金と住宅ローンを両立させるための考え方
目次

住宅ローンを「なんとなく」選ぶと危険な理由

住宅ローンは、多くの人にとって人生最大の借金です。金利タイプをどう選ぶかによって、総返済額は数百万円単位で変わります。

35年
一般的な住宅ローンの返済期間
756万円
金利差1.4%で変わる総返済額の差(3,000万借入の場合)
25%以内
安全な返済負担率(年間返済額÷年収)の目安
借入3,000万円・35年返済月返済額総返済額
変動金利 0.4%(※2026年4月時点、実勢は0.5〜0.9%台が中心)約7.8万円約3,266万円
固定金利 1.8%約9.6万円約4,022万円
差額約1.8万円/月約756万円
注意

金利1%台の違いで総返済額が750万円以上変わります。「なんとなく銀行に勧められた商品」を選ぶのではなく、自分のライフプランに合った金利タイプを理解して選ぶことが重要です。

金利タイプの3種類を理解する

① 変動金利型

  • 仕組み: 半年ごとに金利が見直される。市場金利(短期プライムレート)に連動
  • 特徴(メリット): 現在の金利水準が最も低い
  • 特徴(デメリット): 金利上昇リスクがある
  • 向いている人: 繰上返済を積極的に行う予定がある人、借入期間が短い人

② 全期間固定金利型(フラット35など)

  • 仕組み: 借入時に金利が決まり、完済まで変わらない
  • 向いている人: 将来の金利上昇を強く懸念する人、長期(25年以上)の借入を予定している人

③ 固定期間選択型

  • 仕組み: 最初の一定期間(3・5・10年など)は固定金利、期間終了後に固定か変動かを選べる
  • 向いている人: 子育て期間など「今後10年の出費が多い時期」に返済を安定させたい人
変動金利固定期間選択型全期間固定
金利水準低い中間高め
返済の安定性低い期間中は安定高い
金利上昇リスク高い期間後にありなし

返済方法の2種類

元利均等返済(一般的な方法)

  • メリット: 毎月の返済額が変わらず家計管理しやすい
  • デメリット: 返済初期は利息の割合が高く、元金がなかなか減らない

元金均等返済

  • メリット: 総返済額が元利均等より少ない・残高が早く減る
  • デメリット: 返済初期の月額が高い
元利均等返済元金均等返済
初月返済額約8.5万円約9.7万円
最終月返済額約8.5万円約7.2万円
総返済額約3,562万円約3,526万円

(借入3,000万円・金利1%・35年の場合)

ヒント

元利均等か元金均等かは、現在の家計余力によって選びます。「初期に余裕がある」なら元金均等で総額を抑えられます。「毎月の支出を固定したい」なら元利均等が安心です。

「借入可能額」と「無理のない返済額」は別物

指標銀行の審査基準安全な目安
年収倍率年収の7〜8倍まで年収の5〜6倍以内
返済負担率(年間返済額÷年収)30〜35%以内25%以内
ポイント

住宅ローンの返済額が手取り月収の20〜25%以内で、かつ教育費積立・老後資金積立が両立できるかが判断の本質です。銀行が「貸せる」と言っても、ライフプラン全体で検証することが欠かせません。

団体信用生命保険(団信)の役割

団信とは

住宅ローンの借入者が死亡または高度障害になった場合に、保険金でローン残高が全額返済される保険です。多くの金融機関で加入が必須となっています。

種類保障内容保険料の扱い
一般団信死亡・高度障害金利に含まれる(実質無料)
3大疾病団信+がん・急性心筋梗塞・脳卒中金利上乗せ(例:+0.2〜0.3%)
8大疾病団信+糖尿病・高血圧等金利上乗せ(例:+0.3〜0.4%)
知っておきたい

団信に加入すると、既存の生命保険の死亡保障を見直せる可能性があります。例えば3,000万円の住宅ローン+団信があれば、既存の死亡保険の保障額を3,000万円分減らして保険料を削減できます。住宅購入は保険の見直しタイミングとしても最適です。

住宅ローンを選ぶ5ステップ

1
ライフプラン全体で「無理のない返済額」を決める

月収の手取りから生活費・教育費積立・老後資金積立を引いた残額が返済に回せる上限です。この金額から逆算して借入額を決めます。

2
金利タイプを選ぶ

返済期間・繰上返済の予定・金利上昇への許容度から、変動・固定期間選択・全期間固定のいずれかを選びます。どれが正解かは個人の状況次第です。

3
返済方法(元利均等 or 元金均等)を決める

家計の安定性を優先するなら元利均等、総返済額を抑えたいなら元金均等。初期の収入・支出バランスで判断します。

4
団信の保障内容を確認する

一般団信で十分か、3大疾病・8大疾病の上乗せが必要かを検討します。既存の生命保険とのバランスも同時に見直しましょう。

5
複数の金融機関を比較して申込む

ネット銀行・都市銀行・信用金庫など複数社を比較します。金利だけでなく、団信の内容・繰上返済手数料・審査の柔軟性も確認ポイントです。

まとめ

住宅ローンは「借りられる額」ではなく「ライフプラン全体で無理なく返せる額」で設計することが大原則です。金利タイプ・返済方法・団信の3点を正しく理解し、教育費・老後資金との両立を試算した上で借入額を決めましょう。ライフプランシミュレーターを活用すると、30年先までの家計を数字で確認できます。

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